ヴァイオリンを習うということ⑤二人三脚
えっと、途中から読まれると何のこっちゃとなりますが、一つか二つ前に二人三脚(一人では練習しない上達しない)のことを書きました。ヴァイオリンも二人三脚(という表現が正しいかどうか微妙なとこで文才無くスミマセン)で上達します。
ですが、それは全く特別な事ではありません。何度も同じ事を重複してお話ししていますが、お箸が持てるようになる、おむつが取れるようになる、着替え、入浴、洗面、学校へ通う習慣、塾へ通う習慣、全て親御さん、ご家族との二人三脚で日々成長しているのと同じです。
ヴァイオリンという楽器を習ったは良いが、身近に習っている人がいないから、どんなようにしたら良いのか?親御さんは心配や不安になるのかもしれませんね。
個人個人で成長は全く違います。人と比べたり、子供に自分の理想を追い求めたりせず、お子さんを尊重しお子さんのペースでコツコツ楽しんで地道に練習した人が一番近道だったりします。練習も楽しい!そう思えるまでの親御さんの影の支えのご理解ご協力をお願いしたいと思います。
そうです。親御さんはあくまで影の支えです。表に出たいなら親御さんが習えば良いのですよ。練習しないのはその子の自由です。イライラしても仕方のない事です。でーんと構えて、今日はちょっとしか弾かなかったけど、明日はまた今日よりちょっと弾くかも?位の気持ちでいて欲しいものです。お子さんの吸収力は成長段階もあり凄いのですが、やはり簡単に弾ける楽器ではありません。少しずつ上達します。
過去にそれに耐えきれなくて、やっぱりそうじゃない!本当は自分が弾きたい!!っていう親御さんもいらっしゃいました。今でも弾いていらっしゃいます。良くよくご自身を見つめてみてはいかがですか?意外と自分のことが出来ていないのに、人のせいにしている人も少なく無いです。私も過去そんなことがありました。
練習や習い事に関して相談され私なりの解釈でアドバイスさせて頂くと「そんなことは分かってます」、という言葉が返ってくることがあります。
本当に分かっていますか?
子供は親の背中を見て育っています。何にも知らない子供は一番身近で大切な親を手本にして育ちます。良い所だけではありません。むしろ人間臭い本能に近い部分や手本にして欲しくない事、見られたくない箇所も全て見ています。そして真似します。人の話を最後までかみ砕いて聞き入れる事が出来ない親御さんに限って、せっかくスポンジのように吸収の速い成長段階のお子さんであっても、レッスンでは同様なのです。それは指導していて良く分かります。そこも二人三脚ですからね。長年お子さんを指導していると親御さんがどの様なお人柄か多少分かるのですよ。
もちろん講師も完璧な人間ではありませんでそれでも日々努力を重ね、希望される方のヴァイオリンの上達に携えたらこの上なく嬉しいです。
このシリーズはひとまずこれでおしまいです🎻
今日も良い日をお過ごしください🎃🍪🍬🌰🍄🍅🍂🍁
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